From:内野
先日よりヘアカラーについて記事を投稿していますが、その後いくつかの質問をお受けしました。
その内容は、
「ホームヘアカラーは髪が傷みますか?」
「美容室でする、カラーと自分でするカラーは違いますか?」・・・
的な事です。
市販の各メーカーの商品を全て調べたわけで無いので。はっきり答える事が出来ません。もちろん、市販製品も成分などチェックして見ました。成分的には市販品も業務用も大差はありません。
1液、色の元になる主剤(パラフェニレンジアミン主剤+アルカリ剤)
2液、過酸化水素水(オキシドールと呼ばれる酸化剤)で構成されています。
1液は酸化染料と呼ばれるもので、色の元となる小さな成分が髪の中に入り、それが2液の過酸化水素により酸化されて大きな色素(色)になり髪に染着するのですね。
また染着と同時に2液の過酸化水素が1液のアルカリと反応して強い酸化作用を行うのです。これがブリーチです。髪のメラニン色素を分解(破壊)して、髪を明るくするのです、
ハイッ!これが髪を傷めまくります。
そうです。
ヘアカラーとは髪のメラニン色素を分解しながら色を入れていく技術なんですね。
例えば、
白髪染めは黒い髪の毛をブリーチしながら、白髪部分には暗い色を染着させているわけです。ですから、染めて1.2ヶ月もすると赤くなってしまうのは退色してブリーチ毛が出てきている状態ですね。
はっきり言います。
美容技術の中で、もっとも、毛髪強度(髪の体力)を落とす技術です。結果パーマも矯正もきれいになりにくくなります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
明るくするのはオシャレのためとするならば、必要最低限度のブリーチで終えること、
1回染めて明るくなっているところは、次、色素は入れる事はあってもブリーチを起こさない工夫が大事、そして、残存アルカリ、残留過酸化水素は髪の中には絶対残さない事です。傷みが進行します。
ちょっと分り難かったですか?
わからない事があれば質問くださいね。